書き続けよう|すべての書く人を応援する広告コピー研究所 #10

さて、まず最初にお知らせがあります。突然ですがこの「すべての書くひとを応援する」連載を、この第10回をもちまして最終回とさせていただきます!

読んでくださったみなさん、今までありがとうございました。

最後に、書くことが好きなみなさんに少しでも読んで良かったと感じてもらえるよう、心を込めた手紙を書くつもりで締めくくりたいと思います。

いい文章とはなんだろう?

「文章」といっても、世の中には様々なものが存在しますよね。みなさんが思ういい文章とはどんなものですか?

私が考えるいい文章とは、何かの「きっかけをつくる」ものです。文章を読む前と後で、読んだ人の意識が変わった。行動を起こすようになった。何かについて考えるようになったなど、少しでも何かの「きっかけ」を生むことができたものがいい文章なのではないかと思っています。

逆を言えば、言葉や文章は何かの「きっかけ」になることができます。「書く」ことは誰しもができる特別なことではないですが、誰かの特別になれる可能性を持っているのではなないでしょうか。

僕は今まで、気がつけば自己をアピールしたり褒められたりするためだけに書いていることがありました。

それは本能的な欲求なので否定するつもりはありませんが、これから僕はどうせなら、自分のエゴのためではなく「誰かのきっかけになるためだけに書いていきたい」と、そう思っています。

失敗とは「行動しない」こと

2018年現在、人類史上いまが最も「誰しもが発信しやすい時代」かもしれません。Twitter、note 、Instagramなど個人が発信できる方法が発達しており、特別な特権を持ったライターやクリエイターではなくても記事や作品を世に届けることができるようになりました。

この時代に書いたり、つくったりしたものを発信しない手はありません。

僕は、本質的な失敗は「行動しないこと」だと思っています。思いをしたためた文章や作品をぜひ発表してみてください。できれば誰か一人のことを想って行動してみてください。

誰か一人を思って書いたものなら、絶対に誰かに届きます。必ず見てくれます。だから書いてみてほしいです。

そのとき本当に気持ちがこもっているものを人に見せることは、すごく恥ずかしいことだと思うでしょう。

例えば、好きでもない人に「好き」というのはあまり恥ずかしくないですが、好きな人に「好き」というのは顔から火が出るくらい恥ずかしいですよね。「恥ずかしい」と思うのは、それだけ何か気持ちを持って行動しているということなんじゃないでしょうか。

そしてその行動の先には誰かからの反応があり、またなんらかの感情が生まれるはずです。失敗して「悔しい」かもしれない。成功して「うれしい」かもしれない。そんなふうに次の感情が生まれたら、きっとまた次へ動き出せます。

もし失敗したら、チャンスだと割り切ってニヤリと笑ってやりましょう。失敗をもしないことこそが、僕は本当の失敗だと思います。

信じ続けることが一番難しい

もしライターになりたい、コピーライターになりたい、ライターだけど今の現状に満足できないなど、現状を変えたいと思う方がいたらぜひ聞いて欲しい言葉があります。

それは昔僕が先輩から聞いた言葉です。

「挑戦すること自体は難しくないけれど、その後自分を信じ続けることが一番難しい」と。

僕は数年前まで広告代理店の営業職として働いていました。当時コピーライターになりたかった僕は、営業職として忙しい日々を送っており、少しのあいだ自分の本来の夢を忘れかけていたんです。

おまけに「コピーライターには向いてない」というようなことを言われてしまったため、「そうだよなぁ、自分には向いてないかもなぁ」と自分から「コピーライターになりたい」という夢から次第に目を背けてしまいました。

しかし、こうしてコピーライターとして仕事ができるようになったいま、断言できることがあります。

他人が自分の可能性に対してあれこれ言うことは実はどうでもいいことで、大切なのは「自分の気持ちを信じ続ける」ことなんです。振り返ると、自分の気持ちを信じ続けてよかった、書くことを諦めなくてよかったと心から思います。

僕はセンスや知識よりも大事な力は「継続力」ではないかと思っています。継続力はどんな力にも形を変えるからです。まずは、がむしゃらに何か一つ続けてみてください。

TwitterやnoteなどのSNSを使って、1日一回でも発信するというのもいいかもしれません。継続することですぐに何かが変わる訳ではありませんが、続けているといつのまにか遠くまで歩いてきている自分に気がつくでしょう。そしてそれが、あなたの自信に変わるはずです。

何かを信じ続けられる人は、きっと強いです。

もし、現状を変えたいと強く思うひとがいたら、自分の持ってる気持ちを信じ続けてください。行動し続けてください。見える景色を変えるのは、いつも自分の一歩からなんです。

さて、この連載もこれで終わりを迎えます。これまでに書いてきたものが、誰かの何かのきっかけになることができたらとてもうれしいです。

最後に、僕は書くことが大好きです。もし、自分と同じように書くことが好きな人がいたらどこかの機会でお話できたらうれしいです。

今まで読んでいただき、どうもありがとうございました。