「バズるのは想定通り」夏生さえりの徹底した「届ける戦略」とは?

 

美しすぎる戦略家

 

いきなりですが、ツイッターに投稿された次の二つの文章をご覧ください。

このツイートを見て少しでも気持ちが揺らいだあなた。もう私と同じさえりさんファンです。

突然失礼しました。

私はさえりさんファンクラブ会長(自称)公受裕樹です。(本当にファンクラブあったらごめんなさい。土下座します。)

今あなたは
「こんな魅力的なツイートをする方は一体・・・」
と思いましたね。

 

さえりさんのことをもっと知りたくなりましたよね。

そうですよね。

 

それではご登場頂きましょう。

 

ドドドドン!!

 

夏生さえり(なつおさえり)
ライター。出版社、Web編集者を経て独立。Twitterのフォロワー数は合計17万人を突破(月間閲覧数1500万回以上)。著書に『今日は、自分を甘やかす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。『口説き文句は決めている』(クラーケン)

 

相変わらず美しすぎる・・・。

先ほど紹介した妄想ツイートをしているのがさえりさんだったら、何でも許せちゃいますよね。

そんなさえりさんがなんと、明日のライターゼミ第二期の最後の講義を担当されました。

 

 

普段は取材記事、コラム/エッセイ、ストーリーづくり(アニメの脚本、ウェブの漫画の原作を担当など)と様々な分野でご活躍されているさえりさん。

実はとんでもなく徹底した戦略家でした。

当然上の妄想ツイートに対する私たちの反応も・・・さえりさんの中では

想定通りの結果だったのです。

そんなさえりさんの戦略を一部ご紹介しましょう。

 

 

企画から届けるまで携われるライターになろう

 

 

まず初めにさえりさんが私たちに言ってくれた言葉です。
今の時代、書くだけのライターは山ほどいます。自分でライターと名乗れば誰でもなることができます。

そんな中、差別化していくためにはやはり付加価値が必要になってきます。

何でもいいのです。あなたは書く以外に何をもっていますか?

「ツイッターで何万フォロワーがいて、確実に多くの人へ届けることができる」
「ある分野で専門的な知識をもっている」
「カメラでプロ級の写真をとることができる」

上手に書けるのは当たり前。その上で書く以外に強みをもっていることが今後ライターとして生きていくために重要なのです。

 

当然、クライアントから言われた仕事だけでなく、むしろ鋭い企画を提案できることも付加価値になります。良い物を作るために積極的に提案してくれるライターと、言われたことしかしないライターと、どちらと一緒に仕事をしたいと思いますか。

どんどん提案できるライターになろうとさえりさんは言います。

 

 

ちなみに全く関係ないですが
「うんうんとか、んーとか反応してくれないと、不安になってドキドキしちゃう」
とか言ってくるさえりさん。グッときます。

 

 

バズる方程式は「母数」「深さ」「自分ごと」

 

バズる記事ってなんでしょうか。多くの人がシェアしたい!と思う記事ですよね。

 

 

読んでほしい記事とシェアしたい記事は違います。たくさんの人が読んでよかったと思える記事こそシェアしたい気持ちにつながります。

クライアントは「バズらせる記事(多くの人に知ってもらえる記事)をお願いします」と言ってくることが多いです。

正直、ライターなのにそこまで(拡散)考えないといけないの?と思いませんか。

でもライターの仕事って何でしょう。ライターって、本当に書くことだけなのでしょうか。
ライターの仕事は必要な人に必要な情報を届けることです。なら広く知ってもらうための「バズる」を意識するのは当然ですよね。

現実問題、「私は拡散専門じゃありません」と言っている場合ではないのです。

 

 

ではバズる記事にはどのような特徴があるのでしょうか。
さえりさんは「母数」「深さ」「自分ごと」が重要であると言います。

「母数」は興味ある人の数、知りたいと思っている人の数。まずはターゲットとなる人数が多くないと読者も増えませんよね。

「深さ」は情報量、新しい切り口。記事内容がありきたりの情報だと知っている人も多く、あまり読みたいと思えません。読むことで新しい情報を入手できたり新しい見方ができるような記事にこそ読者は価値を置くのです。

「自分ごと」は読み手への寄り添い。これは私のための記事だーと思われるかどうかが大事です。さえりさんの記事が自分のために書かれていると思ったら、そりゃ読むしかないじゃないですか。

 

 

このように三つの要素を踏まえて記事を描き、読み手に

  • 「へー!」:知れる/知的コンテンツ
  • 「覚えとこ」:有益
  • 「わかる~!」:共感/自己紹介(自己PR)
  • 「うける~w、かわいい~w、なにこれw」:娯楽
  • 「うーん…わたしは…」:オピニオン

と思わせることができれば記事はよりシェアされやすくなるのです。

非常に勉強になりますね。

 

 

ちなみに全く関係ないですが
講義中、「大丈夫ですか?みなさん大丈夫ですか?」と話についてこれているか気遣いのお言葉をいただけるのです。講義でも相手に寄り添うなんて・・・さえりさん最高っす!

 

 

バズる記事を作るまでの流れ

 

 

「記事を作るまではこのような流れで考えていきます」

とバズる記事を完成させるまでの大まかな流れを紹介してくれました。

ニーズを考えること、企画、取材、書く、仕上げももちろん大切ですが、「?」に入る段階が重要とさえりさんは言います。

 

「届く想定」です。

 

 

記事が多くの人に届く想定ができない企画はこけます。

例えば企画を出し合っている時はやっぱり盛り上がります。
「おじさんをかわいくする企画は面白いよね」とか。盛り上がりそうですね。
でもそもそも、その記事って誰得?って話です。

あなたはおじさんをかわいくした記事をシェアしたいと思いますか?

少なくとも私は思いませんよ。
記事を面白いかどうかは読み手が判断することです。

書き手ではありません。

 

従って企画段階から記事を投稿した後の流れを想定をすることが大事です。

  • どんな気持ちでシェアされるか
  • シェアされる時につけられるコメント
  • 読後感
  • どう広がるか、どんな人が拾ってくれるか
  • どんな人に読まれるか
  • どこでいつ読まれるか

など

 

これら想定をして初めて、集めるべき情報、必要な写真など、記事を完成させるためのピースが決まります。

多くの人が読んでくれるイメージをもたず書いた記事がバズりますか?
可能性はかなり低いですよね。

完成イメージをもっていることもライターとして非常に大事な要素なのです。

 

 

以上所々をかいつまんでご紹介しましたが、まだまだ紹介し足りない内容が山ほどあります。

「書くポイント」「インサイト」や「企画の作り方」「実践編」など。
一つの講義に、これだけ盛りだくさんなゼミがどこにありますか?

 

 

ここにありますね。明日のライターゼミ。いよいよ第三期生が始まりました。

https://lounge.dmm.com/detail/1117/

要チェックですよ!!

 

 

ライターは届けるまでが仕事

 

さえりさんが講義中何度も繰り返す言葉があります。

「ライターは届けるまでが仕事」

 

さえりさんのツイッターや記事を見ていると、その理念をひしひしと感じます。

「ライターにできることは、全部やる」

 

 

こんなに力強く言ってくれる人だったら心から信用し、仕事を任せたり、一緒に仕事をしたいと思えますよね。

でもこの姿勢って、今後どの業界でも大切だと思います。

今後、より一層分業化が進んでいます。この領域は私の仕事範囲ではないから、タッチしません。
ここは私には関係ないところなので、携わりません。

確かに完全に分業するほうが効率よく一つのものを作れるかもしれません。

しかし、次の流れを想定した上で戦略的に作らなければ、目標達成したとしてもそれは再現性は低いものになります。

常に質の高いサービスや製品を提供し続けるためには、全体を俯瞰的に見れ、先を想定した上で仕事をしなければなりません。

様々な仕事がテクノロジーに置き換わる現代においては、なおさら必要な力となるでしょう。

 

「全行程において手を抜かない」

 

 

さえりさん。
私はさらにあなたのファンになりました!!

ありがとうございました。

 
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明日のライターゼミ 2018・秋 募集ページ

ABOUTこの記事をかいた人

公受裕樹

金沢大学医学部医学科卒。高校3年間で100冊以上の参考書を学ぶ。大学では教育に興味を持ち学習塾を設立。現在は、精神科医と並行し「勉強方法辞典」、「ペンペン先生」を運営。全国の学生に勉強方法を伝えるべく活動中。